イチローの引退から考える夢を叶える方法。
私とイチロー。
もちろん世間一般が認識するレヴェルの関係性は一切ありませんw
長いことバンド活動をしてきた私は、おこがましくも常に自分とイチローとを重ね合わせて、様々な面で人生を進むにあたっての指針を頂いていたように思います。
シーズン終わりでここ数年放送されていたNHKのイチローのドキュメント番組は毎年楽しみにしていました。昨シーズンはなかったので、ちょっと気になってた。
長くてもあと2年くらいかな、なんて。
日常的な話でいうと、毎日毎日野球情報やメディアをチェックするようなヘビーなファンだったわけではないけれど、ユンケルやビールのCMひとつ取っても、イチロー選手を見かけるだけで一定の敬意の心が芽生えるし、日々の生活の中で緩んだ気持ちが引き締まる想いがあった。
でも、いつもイチローの話を聞いて私が感じていたのは『ああ、イチローも私と同じ人間なんだよな』と思わせられる部分。
私たちはついメディアに取り上げられる類の人たちを、相対的に普通の人より優れていて凄い人だと位置づける傾向にあるけれど、実際には決してそうではないと、私は思っている。
バンド活動をしていたときにもずっとその想いがあって。
CDを出したり、メディアに出たりもさせてもらったのだけど、その話を周りにするたびに『すごいね!』と言われることにいつも違和感があった。
それはたまたま私が目指した道がその類の道だったというだけに過ぎなくて、毎日休まず会社に通って、嫌な人との人間関係を華麗にかわして、重要なプレゼンを通す、そういう生活の人たちだって同じように凄い。
世の中は優劣ではなく、役割分担でまわっているのだ。
このことに気が付いている人がまだまだ少ないように思う。
イチローは野球を愛し、野球に愛され、ああいう人生になった。
私はバンドをやって、その夢は叶えられなくて、会社員になった。
もちろんイチローは、相対的に見ても絶対的に見てもとても優れた人だと誰しもが感じるのだろうけど、だからといって上に記した私の人生で夢が叶わなかったからといって努力をしなかったのかというと決してそうではない。
努力したかしてないか、それを量るのはイチローでもなく、第三者でもなく、私。
(もちろん誰が見ても何もやってないダロ、ってのは論外)
私は私なりに出来る限りのことをしてきたし、それが結果に繋がらなかった、というゴールだっただけで、きっとそのプロセス自体に優劣はないと思うの。だって数値化出来ないものだから。本人の主観であったり、誰かの感覚なだけであって、それって比べようがない。
でもここ数年でハッキリと分かったのは、何をやるにも必ずテンプレートのようなものがあって、それに当てはめると夢って叶うものだと気が付いたんです。
え?そんなものにも?って驚くようなジャンルのものにも必ずテンプレがある。
要は夢を叶えられるか叶えられないかは、その情報を知っているか知らないか、それに尽きるということ。もう時代は既にそういうフェーズに到達してしまったのだね。
だから、何かを成し遂げたいと思ったら、まずはその夢や仕事に向かうための “道筋” を徹底的に調べ上げること。今はそれがすぐに出来る。
インターネットでこれでもか!っていう程まずは調べる。
疑問点は徹底的に潰す。
叶えるための方法すべてを具体的にイメージ出来るようになるまでそれを繰り返す。
叶えるための方法がたくさんあったのなら、パターンを考えるのもいいし、組み合わせを作るのもいい。新しい方法が思いついたのならそれも調べればいいし、やっている人がいなかったら実際にやってみるといい。
(ここでひとつ気を付けたいのは、ネットに転がっている情報は信頼性が低いということ。ネットに載っている時点で古い情報でもあるということ。
まぁこのあたりは今google先生が改善中なので(2019年3月現在)信頼性は昔に比べて高くなっているところだけど、リアルタイムではないというのが注意したいところ。)
それが終わったら次は、実際にそれを叶えている人に逢いに行く。
実際に話を聞く。リアルタイムの情報を知る。
自分の行きたい世界のリアルタイムの情報を知ることはとっても大切。
ここまでが終わったら、後はモチベーションが維持出来る環境に身を移すこと。
実際に見習いなんかで入れる業種なら入る。ここで躊躇う気持ちは捨てること。
人間は常に不安や恐怖と隣合わせ。
変化を本能的に嫌うのも人間。
だからその気持ちはデフォルトだと思って、逆らわずにただただ共存する。
『あ、私今怖いと思ってるな』『不安、感じてるな』って受容するだけで充分。
変化やリスクを取らずして、都合よく夢だけ叶えるなんて出来ません。
あとは行動のみ!Action!Action!Action!
あのイチローでさえも、色々なインタビューから考察するに、本来は結構めんどくさがりでもありロクに続けられない普通の人間だという類のことをよく言っていましたね。
もしかしたら野球がなかったら超自堕落会社員だったのかもしれない。w
だからこそ人生を分けるのはちょっとした気付きと、行動力。
失敗に失敗を重ねてきた私だから確証を持って言えます。
失敗に失敗を重ねてきた奴の言うこと誰が本気で聞くんだよ、って声も聞こえてきそうですが。w
誰かの人生の参考に、ちょっとでもなったらうれしいな。
生きるって意外と捨てたもんじゃないよ。
私もちょっと前までは腐ってたけど、まだまだがんばりたい。
ごきげんYo。